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大津事故会見に対するマスコミの対応に批判はおかしい?産経記者のいじめ質問から見えてくるもの。

 池袋の高齢者によるアクセル踏み間違えにより起こった交通死亡事故からまだそれほど日もたたない2019年5月8日、滋賀県大津市において 強引に右折しようとして直進車と衝突し、はずみで信号待ちをしていた散歩中の園児と保育士、15名と衝突、うち園児2名が亡くなるという衝撃的な交通事故が再び起こりました。

 保育園側はその日のうちに状況説明のために記者会見を開きますが、出席していた園長がこらえきれず会見中に号泣してしまいます。

 しかし、マスコミはその様子を逐一伝え、さらには泣いて声にならない園長に更問を投げかけるという対応をしました。

 この様子を見ていた視聴者からマスコミの対応に批判が殺到

 

 もともとセンセーショナルな内容に加えて、マスコミの対応批判と相まって多くのニュース記事、SNS等で取り上げられている状況となりました

 

 世の中の声は、マスメディア批判一辺倒のように聞こえますが、この状況について、マスコミの対応がどうであったのか少し考察してみたいと思います。

 

大津事故会見であきらかにされた交通事故の状況 

  

 2019年5月8日10時15分ごろ、 大津市大萱の県道交差点で、歩道で信号待ちしていた保育園児らの列に軽乗用車が突っ込んだ。滋賀県警によると、園児13人と保育士3人が救急搬送されたが、うち男女の園児2人が全身を強く打っており死亡が確認された。他に男児1人が意識不明の重体、8人が骨折などの重傷で5人が軽傷を負った。  

引用元:ヤフーニュース記事(2019年5月9日引用)

 

偶然Googleストリートビューに写りこんだ映像がありました。 

信号待ちをする園児たちを見る限り、道路から離れて、しかも保育士が園児たちを囲むようにしており園児たちが道路側へ飛び出ないよう細心の注意を払っていることがわかります。 

 ※この映像はおそらく、別の日に取られたものと思われます。

 

 

会見に対するマスコミの対応

大津園児交通事故

 

 記者会見では、理事長、副理事長、園長、職員の4名が並び、冒頭、理事長の説明から副理事長による状況説明を行っていました。 

 

 その後、記者からの畳みかけるような質問に対し、園長がこらえきれず号泣。 

 
 

この状況から質問を続ける記者に対し、視聴者から批判が殺到。 

「なぜ悪くない園が公開処刑のような仕打ちをうけなければいけないのか」 

「泣いて話ができないことは見てわかるだろうに、なぜ園長に質問を繰り返すのか」 

といった具合に、 マスコミ に対して強烈な批判が噴き出しました。 

 

なぜ記者会見を開いたのか 

 

一方で、責任を問われていない保育園側がなぜ記者会見を開いたのかという議論もあります。 

保育園が記者会見を開いた理由は定かではありませんが、いくつか考えられます。 

 

・保育園に問い合わせが殺到しており、職員の安全とプライバシーを守るため 

・関係者への案内が、記者からの問い合わせでできなくなっているため、メディアを通じて園の状況を告知するため

 

そもそも記者会見を行う目的は何だったのでしょうか。

 

・事実を公表し、自らの正当性を主張する 

・記者会見を行うことでそれ以外の問い合わせを封じる 

・遠方にいて問い合わせができない関係者に少しでも安心感を与える 

 

 

 今回、保育園側には落ち度はないということをあらためて先んじて公表することで、保育士や保育園側の管理責任を回避する目的は否めないと思います。 

 

 

 ただ、確かに保育園側に問い合わせが殺到し、本当に事情をしりたい遠方にいる関係者に事実をお伝えすることができなくなっていたということはあると思います。 

  

 

 

マスコミ(マスメディア)の役割とは

マスコミの役割

 

一方で、 マスコミ に対する批判に少しだけ違和感を感じるところがあります。 

マスコミの役割にはいろいろ定義があるものの、ウィキペディアには以下の記述があります。 

 
 マスコミ(マスメディア)の役割

社会環境の現状や変化に対し情報を伝え警告を発する「環境の監視」 

社会環境に関して構成員間の意見を整理し世論を形成させる「構成員の相互作用」 

価値観や社会的規範、知識などを次の世代へと繋いでいく「社会的遺産の世代的伝達」 

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』(2019年5月12日引用)

産経記者のいじめのような質問にも意味があったのか?

産経記者のいじめのような質問
 

では、今回の記者会見はどうだったのでしょうか。 

 
 

今回のマスコミの役割としてはまさに「環境の監視」があげられると思われます。 

 

なぜなら、今回の痛ましい事件を広くあまねく知らしめることによって、同じような事故を起こさせないという役割を担っていたからです。 

 

そして、今回多くの視聴者が批判をした「保育園が悪者のようになっている報道を行った」ということについても、意図したかどうかは別として、大きな役割を果たしたともいえると思います。 

 
 

それは、「このように炎上したことによってより多くの人がこの事件を知ることになった」ということです。

 

この事件も、こうしたマスコミの姿勢のおかげで、いろいろなところで議論をする機会が増え、世の中の情報の大きなうねりの中に消えてしまう時間が少しでも遅くなったのであれば、また、こうした機会によって少しでも運転を気を付けてくれる人、また歩行者の安全を考えるようになれば、今回のマスコミの対応もその目的を果たしたといえるのではないでしょうか。

 

園長に対する一見非人道的な仕打ちも、もし炎上を意図して行ったことだとしたら、まさしくマスコミの役割そのものだったということです。

 

まとめ

■大津事故会見であきらかにされた交通事故の状況

・園児をかばうように歩く保育士が別の場面で確認できたため、園側に落ち度がないということが改めてわかった。

■保育園の会見に対するマスコミの対応

・号泣して話ができない園長に追い打ちをかけるように質問を畳みかける姿勢に視聴者の批判が殺到

■なぜ記者会見を開いたのか

・園の職員の安全を確保するため

・園の正当性を主張するため

・園の状況を広く知らしめるため

■マスコミ(マスメディア)の役割とは

 ・主には3つ「環境の監視」、「構成員の相互作用」、「社会的遺産の世代的伝達」 

■産経記者のいじめのような質問にも意味があったのか?

 ・炎上したおかげで、「環境の監視」という役割が強まり、より世の中に知らしめることで再発防止に向けた世間の意識の高まりに貢献したのでは。

 

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