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高齢者の運転をやめさせたい。あなたの父親・母親が加害者になる前に。

高齢者による自動車運転事故のニュースが連日のように流れています。

11月12日、立川市で乗用車が歩道に乗り上げ二人死亡。

11月10日には栃木県で乗用車がバス停に突っ込み三人死傷。

10月28日には横浜市で軽トラックが小学生の列に突っ込み七人死傷。

10月13日にも小金井市と千葉県で交通死亡事故。

運転していたのはいずれも80歳以上の高齢者。

高齢者による事故は比率としては高いというのは昔から変わらない事実ではありますが、あらためてその危険性がフォーカスされていること、年々高齢者自体の比率が高まっていることがあげられます。

(メディアがニュースとして注目されると判断しているからという理由もありますが、それにより安全意識が高まるのであれば悪いことではありません)

高齢者の交通事故統計

引用元:警察庁WEBページ「交通事故統計(平成30年10月末)」(2019年6月12日引用)

高齢者になると認知能力、判断能力、運動能力と、運転に必要なすべての能力が下がる傾向にあり、運転することがいかにあぶないかということがわかるかと思います。

高齢の父親・母親が誤った運転により人を殺めて加害者となる前に。

高齢者の運転の危険性ペダル踏み間違えのメカニズムあなたの父親・母親が加害者になる前に運転をやめさせることは可能かについてお伝えします。

高齢者のクルマの運転はあぶない

高齢者の運転はあぶない

 

そもそもクルマの運転には、さまざまな能力が必要になります。

認知能力・・・歩行速度よりはるかに速い速度で、クルマと道路標識や信号、歩行者など様々な物体を認知する必要があります。

判断能力・・・道路にボールや子供が飛び出して来たら、前の車が急ブレーキを踏んだら、等々瞬時に動作を決める判断能力が必要になります。

運動能力・・・目でとらえた情報を脳で的確に判断し、腕や足に信号を伝えクルマを動かす運動能力が必要になります。

高齢者になると、これらの能力が格段に低下します。

これだけでも運転能力が低下することは想像に難くありません。

さらに、人は高齢になると”認知症”という病気を発症することがあります。

実は”認知症”になると、運転免許は取り消されるという決まりがあるのです。

これは後述しますが、認知症になると運転してはいけないと国で決められているのですが、実は認知症の怖れがある75歳以上のドライバーは5万人以上いるといわれているのです。

認知症は病院で医師に診断をされなければ、認知症になりません。

よって、本人が認めずに医師の診断を受けなければ”認知症”にならないのです。

本当は運転をしてはいけない状態なのに運転をしている可能性のある高齢者が5万人以上もいるという事実に驚愕を覚えます。

ペダル踏み間違えのメカニズム

ペダル踏み間違えのメカニズム

高齢者の事故のうち、ペダル踏み間違えにより、アクセルを踏んでしまい衝突という事故がクローズアップされています。

ニューヨークで起こった事故について、当初クルマの欠陥が指摘されていましたが、結局「踏み間違えである」として結論づけられています。

ニューヨークのペダル踏み間違えの事故

引用元:「ペダル踏み間違いの発生メカニズムとその防止法」九州産業大学情報科学部 松永勝也教授(2019年6月12日引用)

 

むしろ、踏み間違えを起こしやすいクルマとしてトヨタのプリウスがやり玉にあがっていますが、そもそも人はとっさのときに足をつっぱらせる傾向にあり、それが理由でアクセルを踏んでしまうという研究結果が出されています。

ペダル踏み間違い発生のメカニズム

引用元:「ペダル踏み間違いの発生メカニズムとその防止法」九州産業大学情報科学部 松永勝也教授(2019年6月12日引用)

 

これは私にも身に覚えがあります。

 

私は駐車場で、ブレーキとアクセルの踏み間違いをして家の壁にクルマを突撃させてしまった経験があります。

当時、30代後半でもちろん認知症などなく、いたって健康そのものでした。

少し坂道になっていたところ、シフトをパーキングではなくニュートラルにしてクルマを停車させたところ、クルマが前に動き出してしまったのであせった私はブレーキを思いっ切り踏み込んだつもりが、アクセルを踏み込んでしまい、そのまま壁に激突。

咄嗟にパーキングブレーキを引くことができたので壁の一部が凹み、バンパーが割れるくらいで済みましたが、そのときは本当に何が起こったかわかりませんでした。

そのとき、実は仕事関係で少し悩んでいる時期で、そのことで頭がいっぱいになっていたというのを覚えていますが、それまで20年間無事故であった私がブレーキの踏み間違いをしてしまったことに衝撃を受けたのです。

このように、健康な年齢であっても起こりうる事故です。

高齢者であれば、その危険性は非常に高くなることはよくお分かりになるかと思います。

免許取り消しすることは可能か

免許取り消しは可能か

高齢者の免許返納は自主性にまかされています。

運転免許センターでは相談に乗ってくれるようですが、法令で義務付けられた75歳以上の免許更新時に認知症の検査を受け、認知症と判断された際に免許更新ができなくなるというもの。

いますぐに免許を取り消すという性質のものではありません。

それでも、すでに認知症の疑いのある高齢者がクルマの運転をして今日明日にも事故を起こさないという保証はありません。

むしろ喫緊の課題と言えます。

しかし、実はいますぐに免許を取り消すことができる権限をもつ機関があるのです。

それは公安委員会です。

警察の1組織である公安委員会では、病院で”認知症”という診断書が発行されれば、公安委員会で取り消しのための聴聞会が開催され、そこで”不適格”と認定されれば免許が取り消されることになります。

 

ただ、これは本人の自主性とはことなり、強制的なものです。

 

もし家族が勝手に公安委員会に免許取り消しの申請をすれば、本人はどういう気持ちになるでしょうか。

これは難しい問題ですが、事故を起こし本人だけでなく家族までも、そして何より相手の人生を不幸にしてしまうよりはいいはずです。

あなたの父親・母親が加害者になったら

あなたの父親母親が加害者になる前に

これまで無事故無違反で運転をしていた父親。

駅から少し家が遠く、どこへいくにもクルマを使っています。

特にテニスが趣味で、仲間と毎日のようにテニスコートに行き汗を流しています。

そんな父親から高齢であぶないからクルマの運転はやめてと言えますか

まして近くに住んでいるわけでもなく、日々どのような運転をしているかわからない。

そんな家族から言われてもお父さんは納得しないでしょう。

ではあきらめるしかないのか。

 

一方で、先日の池袋の事故で亡くなったのはまだ31歳の母親と3歳の女の子でした。

 

あなたには子供や大切な人がいます。

ある日、職場に警察もしくは病院から電話がかかってきました。「あなたのお子さんがクルマにひかれました。至急病院までお越しください。

半狂乱の状態で病院に向かいます。

対面したのはベッドで寝ている変わり果てた我が子の姿。

事故を起こしたのは自分の父親と変わらないくらいの歳の男性で、事情聴取を受けている本人のかわりにその家族が涙を流して「申し訳ありません」を繰り返しています。

運転者は普段は無事故無違反で、今日も特に体調が悪いわけでもなく雨が降って視界が悪かったわけでもない。

ただ「クルマを信号で止めようとしただけでした。そうしたらクルマが急発進したのです。

あきらかにペダルの踏み間違えです。

このときあなたは冷静でいられるでしょうか。

高齢者の生きがいを奪うなんて残酷なことはできないと思うでしょうか

父親は頑固で言うことを聞かないから仕方なかったと思えるでしょうか

この問題は高齢化社会を迎えるこれからの日本でますます増えていくでしょう。

クルマは凶器です。

重さ何トンもの物体が生身の人間の真横を、歩くスピードの何倍もの早さで行き交うのです。

クルマ社会が当たり前となって半世紀。

クルマ社会は運転する人たちの高齢化に対応しきれていません。

国やメーカーの対応を待っていたら、これからもこのような事故は起こり続けます

ぜひ、そうなる前に運転をしない、させないことを真剣に考えていただければと思います。

まとめ

高齢者のクルマの運転はあぶない

認知能力、判断能力、運動能力すべてが低下する高齢者は運転能力が落ちることがわかる。

”認知症”を発症した人は免許が取り消されるが、認知症の疑いのあるドライバーは全国に5万人以上いるといわれている。

ペダル踏み間違えのメカニズム

人間は咄嗟の行動として足をつっぱらせることがわかっており、これがペダル踏み間違えのメカニズムである。

若くてもペダル踏み間違えをしてしまうことはある。ましてや高齢者はその可能性が非常に高いといえる。

やめさせることは可能か

免許返納は自主性に任されているが、病院で”認知症”と診断されれば公安委員会にて免許の取り消しを行うことができる。

あなたの父親・母親が加害者になったら

事故を起こした本人やその家族が不幸になることはもちろんだが、事故の相手方を想像すれば、免許の取り消しはなによりも優先されるべきだということがわかる。

最後に

私にも高齢の父親がいます。

今年76歳。

普通にクルマを運転し、毎日のようにでかけていると聞きます。

一番危ないのは、このように普段中々会わずに、どういう状況かわからない高齢の父親・母親でしょう。

認知症ではないと聞きますが、もしそうなったとしても、普段会わないのにいきなり免許を返納しろといっても言うことは聞かないでしょう。

自分たちが会いにいけないのであれば、デイケアや介護センターに相談をし、状況を見てもらう。

その上で、自分たちの親なのですからまずは家族が説得することが第一歩だといえるでしょう。

父親・母親が加害者になる前に。

いますぐ行動を起こしてください。

 

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