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Mr.Children(ミスチル)「ファスナー」 歌詞の意味は?

  • 2018年9月29日
  • 2018年12月30日
  • 音楽
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ミスチルが3年4か月ぶりにニューアルバムを出します。

 

「重力と呼吸」

 

 

TVドラマ「ハゲタカ」タイアップ曲「SINGLES」、TVドラマ「隣の芝生は青く見える」主題歌「here comes my love」を含む全10曲。

 

桜井和寿氏の詩は等身大で、心を深く見つめて沸き起こってくる言葉が胸に突き刺さり、何度聞いても心を震わせます。

 

そんな彼の楽曲の中で異質だといわれる「ファスナー」の詩についてご紹介します。

 

はじめて聞いた時、「桜井さんはなんと青臭く、ロマンチストな男の心をわしづかみにするんだろう」と思いました。

 

「ファスナー」

作詞:桜井和寿

作曲:桜井和寿

 

昨日 君が自分から下ろしたスカートのファスナー
およそ期待した通りのあれが僕を締めつけた

 

冒頭から男性の心をわしづかみです。

ファスナー

ある女性特有の天真爛漫で計算しつくされたかのような行動に翻弄される男。

ロマンチストである男性の、それでも体は心よりも100倍素直であることを表現する見事さ。

 

青春時代の男にとって、女性は女神であり神秘の象徴であり、そしてそんな女性のイメージが頭で出来上がっていて、女性という生き物が同じ人間とは到底思えないと感じています。

女神

特に、学生時代女の子と話すことがほとんどなく、まったくモテなかった私にとって、女性の持つ暴力的な欲望を理解することは到底不可能でした。

この女性の大胆で暴力的な行動は青臭い男子学生にとって理解の範疇を軽く超えていきます。

でもおろかな男は意味を求めようとしてしまう。

大切にしなきゃならないものが
この世にはいっぱいあるという
でもそれが君じゃないこと
今日 僕は気付いてしまった

女神だと信じていたものがそうではなかった。

女性の後ろ姿

自分の信じるものを否定されたことで、そこに”強がり”という意味合いを求めます。

きっと ウルトラマンのそれのように
君の背中にもファスナーが付いていて
僕の手の届かない闇の中で
違う顔を誰かに見せているんだろう
そんなの知っている

そう、ほんとは女性は女神なんかじゃないんだ。

そんなこと知ってるし、モテない自分に起こるいまこの現実は、彼女の特別ではないんだ。

そう、言い聞かせないと、つじつまがあわない。

帰り際 リビングで僕が上げてやるファスナー
御座なりの優しさは 今一つ精彩を欠くんだ

心に違和感を感じながら、それでも欲望に負けてしまう。

そこにまた敗北感を隠すかのように言い訳がはいります。

(でも、ここで御座なりでも優しさが見せられる男は逆に鬼畜だと思いますがね)

欲望が苦し紛れに
次の標的(ターゲット)を探している
でもそれが君じゃないこと
想像してみて少し萎えてしまう

自分は欲望に負けただけだ。

”萎えてしまう”のは自分になんですね。

女性が女神から人間になったことを認めざるを得ない現実。

そう、純粋な恋心なんてそこにはなくて、結局自分のファスナーの中にあるのは、下心だと気づいてしまう。

 

もしも ウルトラマンのそれのように
総ての事にはファスナーが付いていて
僕が背中見せているその隙に
牙を剥くつもりでも 信じてみる値打ちは
あると思えるんだ

でも、ここで心のバランスを保つために世の中の真実を認め、それを飲み込んでも前に進めるというのがこの詩のキーワード。

また強がりのようにも聞こえますが、ファスナーを知ったことでこの男は少しすっきりして、何もかも受け入れられる気分になる。

ファスナーの下にあるもの

きっと 仮面ライダーのそれのように
僕の背中にもファスナーが付いていて
何処か心の奥の暗い場所で
目を腫らして大声で泣きじゃくってるのかも

世の中の真実に気づかないふりをして気づいてしまったとき、これまでの自分をファスナーの中に隠します。

そして、ファスナーの隙間から覗いてみるのです。

過去の自分を。

きっと ウルトラマンのそれのように
君の背中にもファスナーが付いていて
僕にそれを剥がし取る術はなくても
記憶の中焼き付けて
そっと胸のファスナーに閉じ込めるんだ

おそらくファスナーの中のもうひとりの彼女が外でどんな顔をしているのか知らないけれど、

それを飲み込んでも彼女と向き合ってみよう。

そんな感情が最後にわきあがってくる。

惜しみない敬意と愛を込めてファスナーを…

きっと、この敬意と愛はそんな真実を覆い隠してくれるファスナーに対して湧きあがった感情なんではないでしょうか。

 

でも、自分にもあるファスナーと彼女のファスナーを認めたとき、次のステップに進めるかもしれない。

 

そんな思いで彼女を駅まで送ったような気がしてなりません。

 

こんな複雑で、青臭くて、でも真実をつく男の心理を書く桜井さんは化け物ですか。

ファスナー
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