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帚木蓬生(ははきぎほうせい)感動の物語ベストセラー本「閉鎖病棟」が2度目の映画化!気になるあらすじ・ストーリーは。

閉鎖病棟」という名称に少しドキッとしてしまいますが、「閉鎖病棟」というのは法律上正式に認められた精神病治療環境の名称です。 

 

 帚木蓬生先生の著書は、精神科医でもあるという観点から、医療に対する造詣が非常に深く、それでいて光の当たらない部分を赤裸々に描写するものが多く、専門用語が多いながらもいつの間にかいつも物語に引き込まれてしまいます。 

 
 

 この「閉鎖病棟」はそんな先生の著書の中でも、専門分野である「精神病」を題材にした物語です。 

 
 

  1995年上梓されたこの小説は第8回山本周五郎賞を受賞した傑作で、1999年にも「いのちの海 Closed Word」という名称で映画化されています。 

 
 

 そんな「閉鎖病棟」が再び2019年11月に笑福亭鶴瓶、綾野剛、小松奈菜により映画公開されることになりました。 

 
 

 そこで、早速気になる著者帚木蓬生先生やあらすじ・ストーリーについてご紹介をしたいと思います。 

 
 

帚木蓬生(ははきぎほうせい)先生とは 

 
 

 著者帚木蓬生(ははきぎほうせい)先生は東京大学文学部仏文科を卒業したあと、TBSに2年間勤めた後、九州大学の医学部に入り精神科医になりました。 

 ペンネームは、『源氏物語』五十四帖の巻名「帚木(ははきぎ)」と「蓬生(よもぎう)」から。

 本名、森山 成彬(もりやま なりあきら)

 精神科医を務めながらも執筆活動を行い、吉川英治新人文学賞を受賞精神科・心療内科の開業医の傍ら執筆活動を続けています。 

 

帚木蓬生(ははきぎほうせい)の著書について 

 

本を読む女の子2

 帚木蓬生先生の職業柄、小説のテーマは医学を題材としたものが多いのですが、人類が歩んできた差別の歴史にも造詣が深く、著書には南アフリカで行われていたアパルトヘイトを題材にした作品「アフリカの蹄」や、キリスト教による異端審問の歴史を冒険ミステリーと組み合わせた名著「聖灰の暗号」日本軍による朝鮮人の強制連行を題材にした小説「三たびの海峡」など、どれも隠された歴史の暗部に光をあて、赤裸々に語ることで読者に強い印象を与える物語が多いのが特徴と言えます。 

 

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 この「閉鎖病棟」もまさに、光が当たらない精神病患者の言葉にできない暗闇を浮かび上がらせて、狂気の世界は紙一重であり、誰しもが起こりうる悲劇、そしてそんな環境でも人間らしく、やさしさに満ち溢れた生活を送る人々の人生を背負った物語となっています。 

 
 

 帚木蓬生先生の著書では「エンブリオ」「インターセックス」「臓器農場」と、非常に衝撃的な題名をつけられているものが多いのも特徴のひとつですね。 

  

 

「閉鎖病棟」原作のあらすじ・ストーリー 

 

 

 中学生の島崎由紀が秘密を抱えながらひとりで 産婦人科を訪れるところから物語は始まります。 

由紀はその秘密のせいで不登校になり、精神科にある陶芸教室にくることだけが楽しみとなっていました。 

 

 

 梶木秀丸はてんかんの発作を持っていますが、あるとき、母親を含む4人を殺害してしまいます。 

 死刑宣告を受け、一度死刑が執行されるのですが、運よく助かり、そのまま釈放。 

 そこで精神を病み、「閉鎖病棟」の一員となっていました。 

 

 

 チュウさんはまじめな国鉄の保安要員でしたが、ある日を境に幻聴が聞こえるようになり、暴れてしまったことから精神病患者として病棟に連れてこられました。 

 

 

 そのほかにも、ほんのちょっとしたことで心のバランスを崩して精神病を患ってしまった患者が多く集まる閉鎖病棟。 

 

 

 そこに、暴力事件を起こしながらも精神分裂病と診断され、刑務所ではなく閉鎖病棟に連れてこられた重宗という患者がいました。 

 

 

 精神分裂症は重度の薬治療によって改善するも、もともともつ彼の暴力性は治らず、平和な閉鎖病棟の悩みの種となっていました。 

 
 

 そんなある日、秀丸が重宗を殺してしまったのです。 

 
 

 いつも温厚で病棟の中でも人気のあった秀丸が、なぜ重宗を殺害したのか。 

 
 

 そこには悲劇の女性、島崎由紀が関係していたのでした。。 

 

小説「閉鎖病棟」を読んだ感想 

 

 この物語の背景には、戦後間もない混乱期にほんのちょっとしたことで心のバランスを崩してしまった人々の、生々しい人生が描かれています。 

 

 人間が耐えられる悲劇の重さは、人それぞれ。 

 

 それに耐えられる無神経な人間もいれば、繊細で臆病で、まじめな人たちはその性格ゆえに、心のバランスが崩れてしまう。 

 

 閉鎖病棟の中と外はほんとうに紙一重なんだと思います。 

 

 そういったことに気づかされ、そしてそういう世界があることをきちんと知ることができる本書は、まさに名作といえると思います。 

 
 

 ただし、島崎由紀に起こる悲劇は、この物語の核でありつつも残酷過ぎて、読んでいてつらいものがありました。 

 
 

 帚木蓬生の著書は、まさに描写が残酷でリアルなため感情移入してしまい、つらいと感じる人もいるかもしれませんね。 

 
 

 それこそが名著である証なんだと思います。 

 
 

 ぜひ、映画をご覧になる前に名著「閉鎖病棟」を本でお読みになることをお勧めします。 

 

まとめ 

 

帚木蓬生(ははきぎほうせい)とは  

 ・東大文学部仏文科を卒業後、TBSに勤めるも九州大学医学部に入り、精神科医として開業の傍ら執筆活動を続けている 

帚木蓬生(ははきぎほうせい)の著書について  

 ・医学がテーマの著作が多いが、歴史的な差別を題材にした「アフリカの蹄」「聖灰の暗号」「三たびの海峡」など秀逸な作品が多い 

「閉鎖病棟」原作のあらすじ・ストーリー  

 ・ほんのちょっとした違いで精神を病んでしまった人たちの物語 

 ・やさしさがあふれる日常に起こる殺人事件とその背景にある悲劇の真相とは 

小説「閉鎖病棟」を読んだ感想 

 ・それぞれの登場人物がかかえる背景が生々しく、そうした世界があるということを知ることができる 

 ・描写がリアルで生々しいので、悲劇に感情移入してしまいつらいことも 

 

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