こんにちわ、かわうそです。
ちょっと前から流行っているフリマアプリ「メルカリ」で、いくら稼げるのか挑戦しました。
最近はCMもばんばん流して勢いに乗ってますね!それもそのはず、メルカリで取り引きすればその10%が手数料としてメルカリの収入になるのですから。
このビジネスについての考察はあとに置いておくとして、まずは実績から。
以下が、今年の1月から5月までメルカリで稼いだお金です。
うーん。。ぱっとしませんね。
この中で、売りやすかった商品はというと、、、、
やはりマンガ、CD、DVD、ゲームでしょう。
理由は簡単。
“軽くてかさばらない”からです。
その点では本もいいセンいきますが、本は重い。送料が思わず高くなります。
その理由でマンガが売りやすいのです。
文庫本もその意味で売りやすいのですが、文庫本は価格がすぐに下落する傾向があるので、マンガがいいです。
630円のマンガをAmazonで購入して、500円で即販売。
・・・、儲けてないじゃないかっ!!と突っ込んだあなた。
大正解。
今回の収入は、すべて原価割れしています。
それもそのはず。
結局、普通に買ったものを不要になったから売っただけですから。
メルカリで”利益”を稼ぐには、”安く”仕入れて”高く”売るしかありません。
当たり前ですが。
そのためには、以下のものを売る必要があります。
(1)プレミアムがついているもの
(限定販売品、非売品、販売終了品、サイン付き等々)
(2)ネットでは売られていないもの
(海外から輸入するもの、手作り品等々)
(3)安く仕入れるルートを持っていたり、バルクで仕入れて原価を安くできるもの
(売れるニーズがわかっており、定期・固定仕入れをすることで原価を安くできるもの、大量に購入して原価を安くできるもの)
(3)について具体的な例をあげると、
メルカリで販売するときに必要となる包装紙や包装箱(ダンボール)が、たまたま自宅近くに卸問屋があって、大量に購入することで原価を安くすることができる。
これなら、在庫を先に抱えることになりますが、ニーズは減らないので(いまのところ)、利益を稼ぐことはできそうです。
これはいわゆる一般的に卸販売をしている小売業と同じ仕組みですね。
卸価格を安くできればできるほど利益をあげることができるので、そういった商品を見つけることができればビジネスチャンスはあります。
が、これはネットビジネス初期において致命的な要素が3つあります。
1. 在庫を大量に抱える
2. 費用を先出し
3. 手間がかかる
在庫はいうまでもなく、ネットビジネス初期において保管しておく場所が必要になるため、自宅が倉庫となって奥様の顰蹙を買うこと請け合いです。
費用先出きはネットビジネス初期において最もやってはいけないこと。ネットビジネスの利点は撤退、方向転換のしやすさにあるのに、費用を先出ししてしまっては身動きがとれなくなって、次のビジネスにつなげられなくなります。
最後の手間については、物を大量に売って利益を稼ぐビジネスは薄利多売となり、商品原価とあわせて”人件費”が利益の重要な要素になります。
そのため、大量に販売する=販売の手間がたくさんかかるという構図が、ネットビジネス初期におけるひとりやふたりで手がけるビジネスに合わないということです。
考えてもみてください。注文が頻繁に入り、そのたびに注文の確認メール、包装等の発送手続き、入金確認、発送後のフォローなど、ひとり、ふたりでは限界がありますよね。
しかも、利益を稼ぐには大量に販売しなければならず、人件費=自分の時間を使えばそんなのタダじゃんという考え方で安易にはじめると、大量の在庫を前にさばききれず、信用もがた落ち、費用も先出しのため方向転換もできず、大赤字を出して撤退という最悪なパターンになりかねません。
つまり、ネットビジネス初期において目指すべきは
1. 在庫をもたない
2. 費用は売上回収とのタイムラグが少ない
3. 手間がかからない
この3つをベースに、ネットビジネスを立ち上げ、売上が軌道に乗った、もしくはビジネス拡大のチャンスがあるといった場合以外は避けるべき項目だと言えます。
ということで、メルカリで稼ぐというビジネスは非現実的という結論になります。
何より、本来高額商品を販売することが利益最大化の1要素であるはずなのに、手数料10%とという仕組みによって、利用者が利益をあげにくいビジネスと化しているのです。
メルカリはあくまで包装の手間がかからない少額商品を、家の断捨離がてら処分する際の1手段と考えたほうがいいのです(それでも最も貴重な”自分の時間”を販売の手間として差し出すわけなので、費用対効果はよくよく考えないといけないと思います)。
それでは!